■「プレミア試写会」イベントレポート&キャストメッセージ掲出
昨年のクリスマスイブの12月24日。
TVアニメ『PERSONA-trinity soul-trinity soul-』のプレミア試写会が1月からの放送開始に先駆けて、SME乃木坂ビルで開催されました。
 
出演は、神郷慎役の岡本信彦さん、茅野めぐみ役の阿澄佳奈さん、そして主題歌を歌う喜多修平さん。3人は、期待の新作アニメの放送開始へ向けて、その熱い思いをトークと歌に乗せて会場に届けました。


一般参加者向けの試写会イベントに先駆けて、マスコミ向けお披露目発表会も実施されました。まずはその模様から
 
1話の上映に続きまして、まずステージにあがったのは、岡本信彦さんと阿澄佳奈さんのキャスト陣のお2人。制作スタッフから、プロデューサーの大松裕氏(A-1 Pictures)と足立和紀氏(アニプレックス)を交えてのトークステージで作品の紹介を行ないました。

1話の上映を受けて、キャストのお2人は
岡本さん
「あまりの凄さに鳥肌が立ちました。PERSONA-trinity soul-の魅力はひと言で言えばカッコよく、こんな素敵な作品に引っ張られて自分も成長していければと思いました」
阿澄さん
「あまりのカッコよさにビックリです。オープニングテーマも初めて聴かせていただいたんですけど、劇場版になってもいいくらいのカッコよさがありました。惹きこまれるように見入ってしまいました」

と映像の感想についてコメント。そのアフレコについては

岡本さん
「とても緊張していましたが、諒を演じる子安武人さんと、洵を演じる沢城みゆきさんのおかげでまるで本当の兄弟のような雰囲気でアフレコをさせて頂きました」
阿澄さん
「岡本さんは緊張したと話していましたが、とても堂々とした演技をされていましたよ。私は1話ではひと言のみの台詞でしたが、ひと言を言うのは帰って緊張しました」

と振り返った。

また、プロデューサーの足立氏は
「基本的には3兄弟の話がメインのお話。そこに、ペルソナならではの学園もの、戦闘アクションが描かれ、さまざまな事件から大きな歯車が動き出す壮大なストーリーになっています」とコメント。

また制作プロデューサー大松氏は、
「今までのアニメとは違うデザインの懲り方もひとつの見どころです。学園ひとつにしても、さまざまな資料を集め、従来描かれてきた学園というものに一石を投じるようなつくり方を意識しました」と語りました。

ここで具体的な例として、物語に登場する凪の杜学園の制服のデザインを報道陣にお披露目。
高等部男子服、高等部女子服、中等部男子服の3つの制服をまとったモデルさんの登場とともに紹介されました
このほかにも、神郷三兄弟をはじめ、凪の森学園での慎のクラスメイトたち、さらには敵対する“稀人(まれびと)”たちなど、キャラクターたちを絵とともに紹介。そこでは裏設定なども語られていくのでした。
ここで、トークのコーナーは終了し主題歌の発表へ。

喜多修平さんがステージに登場して、その歌声を披露していく。
 
喜多さんは、第1回全国アニソングランプリ2007の優勝者。
『PERSONA-trinity soul--trinity soul-』のオープニング主題歌『Breakin' through』で晴れてメジャーデビューを果たしており、その心境を「毎日が初めてのことばかりで、ドキドキしています」とコメント。
また『Breakin' through』の曲については、「とてもカッコいい曲で熱く歌うことができました。オープニングの映像はとても綺麗で、原案のゲームをプレイしていると随所にニヤリとできる部分が盛り込まれているのが印象的でした」と語り、歌のほうも熱唱してくれました。

喜多さんの歌唱後再びステージに登場したキャストお2人は、試写会の締めくくりに、

阿澄さん
「私たちキャストもスタッフさんからいろいろと作品のことを教えてもらいながら、アフレコに臨んでいます。
スタッフのみなさんの真剣につくっている思いが私たちにも伝わってくるので負けないように頑張りたいと思います」
岡本さん
「新人の僕が慎という大事な役を頂いて、緊張や不安もありますが、自分にとって慎は声優として起点となるキャラクターになっていくので、気を引き締めて頑張りたいと思います」

とそれぞれにコメント。
フォトセッションを経て、第1部、マスコミ向けお披露目発表会はここに閉幕するのでした。



続いて、第2部は、一般参加者向けの試写会イベントが行なわれました。
第1部と同様に、第1話の上映後に岡本信彦さん、阿澄佳奈さんのキャストお2人と、大松裕氏、足立和紀氏の両プロデューサーがステージへ。
TVアニメ『PERSONA-trinity soul--trinity soul-』にまつわるトークを展開していきました。

まずは挨拶と第1話を見ての感想についてコメントするキャストのお2人。
アフレコをしたときの気持ちを

岡本さん
「1話のアフレコは緊張していましたが、諒を演じる子安武人さんと、洵を演じる沢城みゆきさんがまるで本当の兄弟のような雰囲気を出されていたので、自分もすんなりと慎になることができました」
阿澄さん
「人見知りをしてしまう私にとって、やはり最初のアフレコは緊張してしまいます。台詞はひと言だけだったんですけど、緊張感は変わらないですね」

とコメント。
お2人とも「緊張していた」とのことでしたが、外から見ていると堂々としていて、緊張しているようには見えなかったとも紹介がありました。
また1話の内容についても

岡本さん
「謎が多いですね。特に沢城みゆきさんが演じる弟の洵は不思議なキャラで、多くの謎が隠されているように見えますよね」
阿澄さん
「私たちも謎については何も知らされていないので、見ているみなさんと同じような気持ちでこの先の展開を見守っています」

と、触れると制作プロデューサーの2人を交えての、作品の世界観、キャラクターの紹介へとトークを繰り広げていきます。
ここでは、凪の森学園の制服デザインの解説とともに、実際にデザインをもとにつくられた制服を身につけたモデルさんに登場いただいてのお披露目。
新しい風を巻き起こすような斬新なデザインは、実際に学校で採用してみてもいいのではないかと思わせるもので、慎が通う高等部の制服は、胸下にラインが1つ、洵が通う中等部の制服はラインが2つあるのが特徴で、高等部と中等部とでは、ズボンの色も異なっているところが大きな差となっている。
この制服を見ていち早くコスプレをしてみたいと思った方もきっと多かったことでしょう。
キャストのお2人も

岡本さん
「シンプル・イズ・ベストでとてもカッコいいです」
阿澄さん
「色づかいがシックな感じなので、制服のデザインが立体化されて現実的になってもカッコいいですよね」

と感想を話されていました。

このあと、主要キャラクターを絵とともに紹介。
第1話ではまだ登場しないキャラクターもファンの人たちへのお披露目となりました。この中で、制作プロデューサーの大松氏からは、キャラクターとキャストの馴れ初めについて解説が。
岡本さんとは、オーディションの会場で偶然すれちがい、そこで慎に見えたのだそうな。また、オーディションで初めて阿澄さんと会ったときに、写真で見ていたよりもずっと可愛かったと印象をもたれたとのこと。
そんな裏話もちょっとだけ語っていただきました。

トークコーナーの後は、『PERSONA-trinity soul--trinity soul-』のオープニング主題歌『Breakin' through』を歌う喜多修平さんのライブのコーナーへ。
第1回全国アニソングランプリ2007の優勝者で喜多さんは、そのグランプリでのエピソードを 「決勝では『宇宙船サジタリウス』のエンディングテーマ『夢光年』を歌ったんですけど、この日(オリジナルを歌っていた)影山ヒロノブさんが会場にいらっしゃることを知らなくて、会場でお姿を見かけ、すごいプレッシャーの中で歌いました」と振り返るとともに、『Breakin' through』については「アップテンポでキーが高く、歌いがいのある曲。レコーディングでは録りなおしの連続でしたが、歌いきった感がありました」と、曲の印象についてコメントしていただきました。
もちろん、会場のお客さんにもその生歌を披露。拍手に包まれる中でまさに熱唱して、歌の魅力を伝えるのだった。

イベントのラストには、クリスマスイブにちなんでプレゼント抽選会へ。
サンタの帽子をかぶったキャストのお2人と、プロデューサーのお2人がステージにあがり、抽選番号を引いての抽選会が行なわれました。5名のかたにサイン入りポスターを。また参加者全員にもフリスクケースがプレゼントされました。

そして、足立氏は北出菜奈さんが歌うエンディングテーマ『SUICIDES LOVE STORY』の紹介。
大松氏は、『PERSONA-trinity soul--trinity soul-』を契機にA-1 Picturesを大きく飛躍させたいとの決意のコメントが。
さらにキャストのお2人はそれぞれ

阿澄さん
「映像を見ていても、スタッフさんの気迫が伝わってくる作品。私たちも負けないように一生懸命演じていきたいと思います。1月からの放送を楽しみにしていてください」
岡本さん:
「自分にとって『PERSONA-trinity soul--trinity soul-』は起点となる作品。すべての力を出し切って頑張りたいと思います。またTVアニメのオンエアと同時にインターネットラジオステーション音泉にて、子安武人さんとともに喋るラジオがスタートします。そちらもぜひ聴いてください」

とメッセージを送って、TVアニメ『PERSONA-trinity soul--trinity soul-』のプレミア試写会はここに閉幕するのでした。
イベント終了後にキャストのお2人からメッセージをいただきました。
 
――イベントを終えた感想をお願いします。
岡本信彦さん
緊張しました。イベントに不慣れなので心配だったのですが、途中からみなさんの笑い声がわきあがるとやはり嬉しかったですね。 ちょっと、間違ってしまったときにかけてくれる暖かい笑い声は助かった気持ちにさせてくれました。まだまだ言いたかったこと、みなさん にお伝えしきれなかったところはあるのですけれども、それはブログや、今後配信されるインターネットラジオなどで、お話できればいいな と思っています。
阿澄佳奈さん
クリスマスイブの特別な日にPERSONA-trinity soul-のイベントを開催。第1話をみなさんに見ていただけるありがたい機会をいただきました。 会場のみなさんがとてもあたたかくて、私たちも楽しんで参加することができました。 またこういったイベントができたらいいなと思っています。
――放送を楽しみにしているファンの方へメッセージをお願いします。
岡本信彦さん
私個人的な見解ですが、『PERSONA-trinity soul-』は三兄弟の家族愛、学園もののストーリー、刑事もののアクションと、3つのお話が組 み合わさっているところから、trinity soulなのかなと思っています。 その3つの要素がどう融合していくのか、楽しみにしていただけたら嬉しいですね。僕たちもアフレコでは毎回先の展開がどうなっていくの か、楽しみに収録に臨んでいますので同じ感覚で楽しんでもらえるのではと思っています。ぜひ見てください。
阿澄佳奈さん
完成したばかりの1話を見させていただいて、出演者にも関わらずこれからの展開に興味を持ちましたし、その内容に引き込まれていきまし た。きっとみなさんにも楽しんでいただけると確証をもった一日になりました。 謎の多い作品なので、今は言えないことがたくさんあるのですけれども、それを本編をご覧いただき体感していただきたいなと思うばかりで す。ぜひ放送をお楽しみください。

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